はじめてのアロマ・・・

専門的に学ぶと奥の深い世界ですが、香りを楽しむだけでも、その香りの成分から、効果を得る事ができます。小さな小瓶に入った自然から取れるエッセンスが私たちの身体や心に大きく作用してくれます。難しく考えずに使い方を守って、好きな香りで香り生活を楽しんでみましょう。


アロマテラピーとは・・・

20世紀初頭フランスの化学者ガットフォセが実験中の事故で火傷をおい、その場にあったラベンダーの精油 (エッセンシャルオイル)をつけたら、火傷の傷が良くなったということから、植物療法をアロマテラピーと命名したことが始まりです。植物の香りの成分は数 千年もの間、古くは古代エジプト文明の時代から薫香や浸剤のかたちで使われてきました。植物が持つ香りの効果・効能の働きによって、ココロや身体のトラブ ルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法です。

●リラクゼーションやリフレッシュに役立てる

●美と健康を増進する

●身体や精神の恒常性の維持と促進を図る

●身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す



アロマテラピーの最初に知っておきたいこと

●精油(エッセンシャルオイル)とは?

精油は植物の花・葉・果皮・樹皮・根・種子・樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含んだ芳香物質です。精油は色々な植物から違った機能がとれます。

 

●キャリアオイルとは?

植物からとれる油脂、ワックスのことです。植物の有効成分を肌に運ぶ(=キャリアオイル)役割を意味します。

食品や美容オイル様々なものに利用されていますが、精油は高濃度に濃縮されてますから、直接お肌(身体)に付けることはしません。アロマテラピーではトリートメントを行う際には必ず精油を希釈するためのオイルを使用することが原則です。

また、キャリアオイルも100種類以上ありますので、粘性の高いものからさらっとしたものまで成分も様々です。自分身体の状態にあったキャリアオイルを選ぶのも大切です。

●精油が身体に作用するしくみ

嗅覚から・・・・

嗅覚は人間の五感の中でも特殊な感覚を持っています。「原始的」「直感的」と言われています。

香りの分子が鼻腔に入り嗅覚神経を介して脳へと伝わり、ストレスを軽減したり、リラックスしたりします。最近では、認知症予防にアロマテラピーの効力があると言われ、色々な商品が販売されております。

 

吸入による作用・・・

呼吸と共に肺の肺胞から血管内へ入り、血流にのって全身に作用します。

 

経皮吸収・・・・

トリートメントをすることで、皮膚の表面から真皮層へと吸収され、真皮層にある毛細血管まで成分が

到達し、全身を巡る循環になります。